ロシア向けの融資金の回収が困難に。今後どうなる!?

本日は、ロシア問題についてです。
ロシア向け融資に携わってきた日本の金融機関が、経済制裁の影響で融資の回収に苦慮している。
日本の対ロシア信用残高は現地通貨建て融資を含め約1兆円にのぼります。
国際決済銀行(BIS)や各金融機関が開示した資料によると、このうち約7000億円を三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、国際協力銀行(JBIC)が保有している。
残りは、信託銀行を通じて機関投資家が保有することになる。
各金融機関は、ロシアに向けた経済制裁のさらなる強化やロシア国債のデフォルトを想定し、情報収集を急いでいる。
米欧がロシアからの原油調達を禁止すれば、関連企業の資金繰りは悪化する。
また、ロシア国債のデフォルトは、ロシア・ルーブル建ての資産を持つロシア企業の財務に悪影響を与える。
 MUFG は、天然ガスや原油の開発プロジェクト、物流開発プロジェクトなどを中心に融資を行ってきました。ロシア向け与信の約6割は海外向けで、制裁拡大で送金ルートの閉鎖や取引先の倒産につながれば「業績に大きな影響を与える」(幹部)という。
現地の銀行や財団に投融資を行うJBICのロシアでの融資残高は約134億円(2021年3月時点)で、昨年11月に天然ガスプロジェクト「北極LNG2」の開発契約を200億円(2億円強)結んだばかり。JBICは「制裁条項」に該当する場合、融資を停止・回収する方針だが、ロシア政府の制裁対応が不透明なため、一時的に融資を凍結している。
米国でのロシア関連企業や個人に対する制裁が強化される可能性があり、金融機関は戦々恐々としている。
対イラン制裁では、米財務省外国資産管理局(OFAC)が指定した企業や個人は、米ドル建ての取引や資産の引き出しができなくなった。
ロシアに対して同様の措置が取られた場合、ロシア関連の幅広い融資が回収できなくなる可能性があり、「損失に備えて追加費用の確保が必要になる」(メガバンク幹部)という。
融資の回収についてはかなり不安ですね。
全ての銀行もその融資金の原資は預金ということを忘れてはいけません。